


| Q. | EWPを付ける目的(メリット)は何ですか? |
| A. | ウォーターポンプの電動化は、エンジン負荷の軽減・水温管理を容易にする・機械式ウォーターポンプの補修など、様々な目的があります。また、電動ウォーターポンプの採用は、部品点数の削減や、レイアウトの自由度が増す事でエンジン本体や補器類の設計が楽になるというメリットがあります。 |
| Q. | EWPを付けると水温は下がりますか? |
| A. | EWPは水温を下げることを目的とした製品ではありません。 しかし、一部の車両では、ノーマルの機械式ウォーターポンプと比較して水温が下がった実例があります。 |
| Q. | EWPを装着するとどの位出力が向上しますか? |
| A. | 出力については、取付ける車両や機械式ウォーターポンプの処理などによって異なります。 DAVIES, CRAIG社での計測では、最大で10ps程度の出力向上を記録した車両もあります。 |
| Q. | EWPはノーマルのポンプよりも流量は増えますか? |
| A. | 流量は、ノーマルの機械式ウォーターポンプよりも少なくなります。(ノーマルは一般的に約160L/min) |
| Q. | 実際、どんな車種(カテゴリー)で使われていますか?? |
| A. | レーシングカー、クラシックカーやビンテージカー、チューニングカー、Formula SAEなどに使用されます。
また近年では、電気自動車のインバータ冷却や新規エンジンの開発でも使用されています。 【具体例】 一般車 : バーキン7(標準採用)、ランチアデルタ、ハコスカ、AE86、クラシックミニ、ロータスヨーロッパ、JZA80スープラ、S2000、ジムニ etc レーシングカー : フェラーリ マラネロ(ヨーロッパGT)、アストンマーチン(スーパーGT)、フォーミュラフォード モーターサイクル : GP125、イタリアンスクーター(ジレラ)etc |
| Q. | 自分のエンジンには、どのタイプを選択すればよいですか? |
| A. | EBP : モーターサイクル、カート、自動車のヒーター循環用、水冷式インタークーラーEWP80L : 4気筒で2,000cc程度までのエンジンなどEWP115L : 2,000cc以上の排気量や直列6気筒エンジンなど。※V型エンジンでは、エンジンの性能などによってEWPを2個使用する場合もあります。 |
| Q. | デジタルコントローラーは、使用したほうが良いですか? |
| A. | 水温管理を簡易化したい方には装着をお勧め致します。デジタルコントローラーは、設定した水温になるように自動で流量をコントロールする事が出来ます。エンジン停止後に2分もしくは、水温が設定温度より5℃下がるまでポンプを駆動しますので、エンジン保護にも役立ちます。また、オーバークールの防止にも有効です。 |
| Q. | EWPは、何処に取付ければ良いですか? |
| A. | ラジエーターのロアホースに取り付けします。 |
| Q. | ノーマルのポンプは、どうすれば良いですか? |
| A. | 一番良い方法は、完全に取外してしまう事です。加工やベルトの調達などが困難な場合は、ポンプインペラーの羽だけを除去して下さい。 |
| Q. | サーモスタットは、どうすれば良いですか? |
| A. | 水温のコントロールは、ポンプの流量で調整します。従って、サーモスタットは不要となります。 |